無垢材に拘った住まいづくり2
断熱性が高くてローコストを実現したソフールを採用
しかし、今回は、これまで手掛けてきた住宅よりも高断熱するため、良い断熱材はないかと流通店に問い合わせたところ、断熱性が高くコストも手頃な「ソフール」を勧められました。
施工してみた感想は、「ソフール」はチクチク感を感じなかったことが気に入ったそうです。また、壁に納めた時、その厚みのボリューム感は感じたが、施工性も問題ありませんでした。
S様邸は、まだ建設途中ですが「暖かさもふくめて、これまで手掛けてきた住宅と何が、どの程度違うのかを、早くみてみたい。また、お施主様の評価も楽しみです」と、話しています。
新井技建の取組み1
地産地消の観点から国産材に拘る
新井技建では木にこだわった住まいづくりを進めています。構造材はもちろん、フローリングや室内の建具などに使う材料は、地域材を中心とてした国産の無垢材を採用しています。
国産材を使用するのは地産地消の観点からです。外材はほとんど使いません。すべての部材を地域材でまかなうことは現実問題として難しいものがありますが、やはり地域で採れた材料をなるべく使っていきたいというこだわりがあります。西多摩地区の木材を使った家づくりを進める「東京の木で家を造る会」にも参加しています。
また、無垢材の使用にもこだわっています。それには、いくつかの理由があります。まず、無垢材が持つ質感の良さです。無垢材は温かみが感じられるうえに調湿効果もあります。さらに時間が経つに従って、だんだんと良い色に仕上がり、風合いが出てきます。そうした見た目の変化に愛着も湧いてくるのではないでしょうか。
新井技建の取組み2
地産地消の観点から国産材に拘る
そして、集成材などの工業製品ではないのでシックハウスを引き起こす要因である接着剤が使用されていないことも理由です。
最近は改善されてきていますので、その影響は少なくなったとは思いますが、それでも造り手としては原因物質が入った材料を使いたくはありません。
床を張る時など現場でも接着剤は使用しますが、住まう方のことを考えて、使用するのは必要最小限にしたいと思っています。
無垢材に対しては、反ったり割れたりするためお客さまからのクレームの対象になるという指摘があります。しかし、木を十分に乾燥させることで、そうしたリスクを抑えることができます。そもそも、木は生き物なのです。
施工してから時間が経つと水分が抜けて“ パチン ”という音が鳴ります。木とはそういう材料なのです。木が鳴る音を聞きながら暮らすというのも、味があって良いのではないかと思っています。お客様にも無垢材を使った住まいのこうした特長を楽しんでもらえればと考えています。
新井技建の取組み3
地産地消の観点から国産材に拘る
手で加工するメリットとしては、現場で材料の状態を見ながら作業ができることがあげられます。無垢材は二つと同じものはありません。
1本1本の木の裏表、上下、色を見たうえで、どこにどう使えば美しく見せることができるのかを考えながら加工することができます。こうしたことは現場で作業を行わなければできません。
例えば、S様邸では梁にヒノキを採用し室内から見えるようにしていますが、木目がきれいに見える面が室内側を向くように配慮して施工されています。
一方で、こうした技術やノウハウを今後の住宅産業を背負って立つ若い職人に伝えていくという狙いもあります。これからも国産の無垢材にこだわった住まいづくりを進めていきます。
パラマウント硝子工業株式会社
>
お問い合わせ
カタログ・商品サンプルのご請求
企業案内
copyright © PARAMOUNT GLASS MFG.Co.,LTD. 2004
copyright © PARAMOUNT GLASS MFG.Co.,LTD. 2004
無垢材に拘った住まいづくり1
断熱性が高くてローコストを実現したソフールを採用
東京都青梅市に建設中のS様邸に新商品「ソフール」が採用されました。壁に100mm厚の「ソフール」を採用、窓にアルミ樹脂複合サッシを採用することなどでH11省エネ基準をクリアします。新井社長は、無垢材にこだわった住まいをつくり続けてきました。
ただ、断熱性については「木のことを考えると、断熱性はあまり高めない方が良いのでは」という考えから、H4省エネ基準レベル相当が標準的でした。しかし、H11省エネ基準をクリアする住宅が一般的になりつつあり、さらに国が新しい省エネ基準を策定、その義務化を進めようとしているなかで、「年間供給戸数が2~3棟というビルダーにも高断熱住宅への取り組みが必要」と考えるようになったといいます。
また、S様邸では地域性からも高断熱が求められました。建設地は青梅市郊外の山に囲まれた場所で日当たりも少なく、当然、気温も高くはありません。S様は、当面、別荘として使う予定であることから、なおさら「しっかりとした性能を持つ住宅にしたかった」そうです。新井技建では、施工時のチクチク感が嫌で、これまでは別の素材の繊維系断熱材を使ってきました。