腐食に関して
グラスウールが配管材料の金属を腐食させる可能性に関して
通常の乾燥状態では何ら問題はありません。
冷水冷媒配管を保温する場合、施工不良等に起因する結露により含水を生じると、隙間腐蝕と呼ばれる現象が生じ腐食が進行します。この現象は、グラスウールのみならず他の断熱材であっても、配管のつなぎ目に生じる隙間であったり、配管表面につく、土埃、綿ごみ、金属、プラスチックなど何であれ、金属表面に触れるものとそこに水があることで発生する腐蝕です。SUS製給湯配管を保温する場合は、雨水の侵入や漏水が起因した水漏れとグラスウール中の塩素イオンの濃縮がステンレス鋼の外面応力腐食割れを発生させる場合があります。どちらもグラスウールが水濡れしないように注意することが必要です。