グラスウールは、1940年代に日本に導入されました。以来、建築設備や住宅などの断熱・吸音材、あるいは不燃材料として幅広く利用され、環境の向上や省エネルギーに大きく貢献してきました。一方、近年のアスベスト(石綿)の発がん問題を契機に、グラスウールの健康・安全性についての認識が高まり、需要が増えてまいりました。ここでは、最新の情報をもとにグラスウールの安全性についてご説明いたします。
アスベスト(石綿)は、IARC で“ヒトに対して発がん性のある物質”として「グループ1」に分類されています。
アスベストは結晶性ですが、グラスウールは非結晶であり、その性質は大きく異なります。
国際がん研究機関(IARC)は、アスベスト(石綿)を“ヒトに対して発がん性のある物質”としてグループ<1>に分類しています。
国際がん研究機関(IARC)は2001年にグラスウールを含む人造鉱物繊維を“ヒトに対する発がん性に分類し得ない物質”である「グループ3」であると評価しました。
グラスウールは直径が4~8ミクロン程度の繊維です。(参考/髪毛の太さ:約60~80 ミクロン)
その太さが皮膚の表面に物理的な刺激を与え、一過性のかゆみを感じさせます。
皮膚に付着した繊維は、温水と刺激性のない石鹸を使って、強くこすらずにそっと洗い流してください。
かゆみ、痛みが続くときは、医師の診察を受けて指示に従ってください。
最近、住宅の汚染化学物質としてホルムアルデヒドが注目されています。当社のグラスウール製品はすべてF☆☆☆☆です。
*建築基準法でホルムアルデヒド発散建築材料を定められていますが、F☆☆☆☆表示品であれば使用制限なく利用できます。
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